サステナブル・ラボは、SDGsに貢献すると特典が受けられるサービス「GIRIGO(ギリゴ)」を9月3日よりスタートする。同社は、企業や自治体の取り組みが環境や社会に与える影響への評価・分析を行っており、SDGsの見える化を進めるため、AI(人口知能)を活用した調査、分析に取り組んできた。

「GIRIGO」は、環境や社会に優しい製品の購入や施設の利用を行うと、利用額に応じてお得な体験が楽しめるもので、日本で初めてのWebサービスとなる。日本の商品やサービスをより魅力的にし、国際的にもアピールできる仕組みとして開設された。
サイト内では、同社がAIを用いて「SDGs貢献度」を分析し、環境に配慮した選りすぐりのものだけを掲載。そのため、消費者は、施設や製品の「SDGs貢献度」を確認しながら、安心して施設の宿泊券や商品などを購入することができる。また、消費者は「環境に優しい選択をした」ということで、通常よりも安く宿泊できたり、環境や社会に配慮した製品がもらえたりする特典が受けられる。利用額に応じてマイレージもたまり、累積マイルによりランクに合わせた値引きや特典を受けることも可能だ。

サービス開始を記念して、賛同第1号の「人と環境に優しいホテル」として定評のある「GREAT MORNING(グレートモーニング)(福岡県福岡市)」とともに、9月3日九州大学にて記念イベントを行う。当日は、ZOOM配信も行う予定だ。

「GIRIGO(ギリゴ)」の由来は、実業家・渋沢栄一氏の「義利合一(ぎりごういつ)」から来ている。「利」の経済的利益を追求するだけでなく、「義」の社会や環境への貢献も実現する社会を構築したいという願いを込めて名付けられたという。同社は、企業と消費者双方において、SDGsへの貢献度を見える化し、貢献度に応じた還元を受けられる仕組みを構築することで、好循環のコミュニティーを構築することを目指していく。