NECは、イベント企画・制作などを手掛けるフロンティアインターナショナル、AIソリューション事業を展開するサイシードとのパートナーシップ締結を発表した。イベント市場により価値あるモノにする新サービス「FORESTIS」の本格展開を推進していく。
「FORESTIS」は、2018年、2019年に広島で開催されたアーバンスポーツ大会にて使用されたサービスを発展させたもの。コミュニケーションアプリ「LINE」をベースとしている為、来場者は新たにアプリケーションをダウンロードすることなく利用可能となっている。同サービスではイベント会場での飲食、物販の待ち時間大幅削減や、アバターによる会場のオススメ案内、混雑状況をはじめとする各種通知サービスなどが提供される。
また、イベント主催者に対しては、は行動デザインをベースにしたイベント企画コンサルテーションをはじめ、イベント状況を可視化できるデジタル分析レポートも提供。これによって施策のKPI設定やイベント来場者のエンゲージメント度合い、ニーズやインサイト等を把握することができ、イベント成果をスポンサー各社にスムーズに報告することが可能となっている。

NECは、今回を皮切りに企業規模を問わず、パートナーシップ締結を積極的に実施。イベント業界におけるDXを推進することで、日本企業の技術を集約させたエコシステムをサービスとして提供していく方針だ。