博報堂は、テクニカルディレクターなどの専門人材によってデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を推進するプロジェクトチーム「hakuhodo DXD」を発足した。
多くの企業ではIoTサービスやサブスクリプションモデルといった新しい顧客接点を開発する際、システムやデータ基盤を構築する人材と、顧客体験を設計・開発する人材とのコミュニケーションが分断されるという課題を抱えている。「hakuhodo DXD」では、システムエンジニアリングとクリエイティブの両方の知見をあわせもつテクニカルディレクターを中心として、コミュニケーションの分断を解消し、企業と顧客にとって真に価値のあるサービスや体験の創出を目指す。

同チームには、テクニカルディレクター・アドバイザリーとして、テクニカルディレクター集団のBASSDRUMが参画。博報堂との複数年にわたる共創プロジェクトを経て、「hakuhodo DXD」による企業向けの本格的な協働を行っていく。また博報堂としては、マーケティングシステムコンサルティング局が中心とした支援体制を構築。ブランディング領域においてはHAKUHODO DESIGN、実装・運用に強みのある博報堂プロダクツ、博報堂アイ・スタジオ、博報堂マーケティングシステムズとともに、プランニング・開発から開発後の運用まで一気通貫で支援していく。

博報堂は、今回の取り組みを通じて企業がDXの一歩目を踏み出すことを支援し、生活者と企業をつなぐ新たな価値創造に貢献していく方針だ。