資生堂の総合美容施設「SHISEIDO THE STORE」は、現代美術家と共に1階ウィンドウギャラリーの制作を行っており、10月からは篠田太郎氏によるインスタレーション作品を展示している。
ウィンドウには桂離宮などに代表される日本の伝統的な建築コンポジションを意識したパネルが重層的に設置され、通りを行き交う人々の纏う衣服や通り過ぎる車などが、色彩と光の動きを伴って反映される。

制作を手掛けた篠田太郎氏は、「東京・銀座は近代ではモダンな洒落者の集まる街として、東京に新たなファッションタウンが多く台頭するなかでも、エレガントなたたずまいを保ったまま今に至っているイメージが私にはあります。私がイメージするSHISEIDO THE STOREのウィンドウギャラリーは、”日本の美”を意識したブランドの顔です。日本の伝統や美があるべきウィンドウとは何かを考えて設計しました。」と発言している。なお、展示期間は2021年3月までを予定している。