福岡のベンチャー企業・くうるは、仏教の学習コンテンツ「みんなの仏教WEB大学校」を運営するてらすと提携し、匿名で投稿するとお坊さんから回答をもらえるSNSアプリ「Sion(しおん)」をリリースする。
Sionは、既存のSNSサービスでは書けないような、悩みになる前の「モヤモヤ」を匿名で書き込むことができるサービス。ユーザーは、煩悩になぞらえて108文字に思いの丈を綴って投稿する。投稿された悩みに回答できるのは事前審査によって登録しているお坊さんだけとなっているため、ユーザーは誹謗中傷を受ける心配なく日頃の悩みを吐き出すことができる。
サービスを手掛けるくうるは、「変毒為薬」をミッションに掲げ、現代のさまざまな毒に対するサービスを展開している。コロナ禍にある現在、多くの人がさまざまな痛みを抱えるなか、どこを見ても「強い言葉」や「強くなるための方法」に溢れている。同社は、「昔はお寺が担っていたような『ちょっと弱くなっても許される場所』をつくりたい」という想いからSionの開発に至ったという。

アプリは12月上旬にリリース予定。現在、リリース準備にあたり、お坊さんとして参加したい人の登録を募っている。