AIとIoTであらゆる場所の空き情報を配信するスタートアップ企業・バカンは、横浜駅の商業施設「ジョイナス」と連携し、館内のトイレ個室99カ所で、トイレの混雑を抑止しつつ個室内に動画広告(無音声)を配信するサービス「AirKnock Ads」の提供を開始する。
「AirKnock Ads」は、トイレの混雑抑止を行いながら、個室内に無音声の動画広告を配信するサービス。トイレ個室の壁面に小型のタブレットを設置し、センサーで可視化したトイレ内のリアルタイム混雑状況を表示したり、約30秒間の動画広告を配信したりする。パーソナルな空間で広告配信を行うことで、高い訴求率が期待できる。また、動画を一定時間再生した後、混雑時には、画面に混雑が発生している旨を表示することで自主的な退出を促す。

同社はこれまでオフィスビルへの「AirKnock Ads」設置を進めてきたが、商業施設でのサービス提供は今回が初めてとなる。家族連れなどへのリーチ拡大や、商業施設内で販売している商品の購入を促すなど、商業施設ならではの活用方法が期待できる。