臭気対策のコンサルティングを展開するカルモアは、日本酒に特化したプラットフォーム「SYULIP(シュリップ)」を1月14日にリリースした。

SYULIPでは「日本酒を飲むきっかけ」につながるコンテンツとして、全国の日本酒情報や動画などを展開。そのほか、日本酒カクテルやライトユーザー向けの日本酒オンライン、オフラインのイベントの開催を通じて、日本酒の新たな楽しみ方を提案する。
また、社会課題に取り組む団体を継続的に支援できる「SYULIPポイント」サービスも開始。ユーザーは、気に入った日本酒をSYULIP内で検索し、日本酒のボトル写真や感想を投稿するとSYULIPポイントを獲得できる。獲得したポイントは、SYULIPの提携しているNPO・NGO一覧から気になる団体を選んで、寄付することができる仕組みとなっている。
今回のリリースに至った背景には、日本酒の出荷量が減少しているという課題があった。日本国内には約1,500もの酒蔵、10,000種類以上の銘柄が流通しているものの、日本酒に馴染みの薄い一般消費者にとってはそれぞれの違いがわかりにくく、ほかのお酒の選択肢も増えたことも影響していたと考えられる。さらに、新型コロナウイルス感染症によっても、業界全体として大きなダメージを受けていた。そこで、まずは日本酒が「お酒を選ぶ一つの選択肢」に上がることを目指し、SYULIPをリリースすることとなった。今後も配信コンテンツ数や提携寄付団体を拡大し、日本酒ファンの獲得を目指していく。