ほぼ日は、渋谷PARCO8Fの「ほぼ日曜日」にて「ドラえもん1コマ拡大鑑賞展」を開催する。これは、漫画『ドラえもん』のなかから、1コマだけを取り出して拡大し、額装をして、まるで美術館のように鑑賞することができる展覧会。登場人物たちの驚き、喜び、悲しみ、怒りなどを言葉ではなく、絵で楽しむことができる。
展示する作品は、いわゆる「ドラえもんの名場面」とは異なり、1コマだけを取り出したときに、展示作品として楽しいものをチョイスしている。また、会場に展示されている作品はすべて、藤子・F・不二雄氏が描いた原画を高解像度でスキャンし、拡大して印刷・額装したもの。コミックスなどの紙媒体に掲載されたコマを拡大したものではないため、鉛筆で書かれた文字や貼り付けられた写植、修正されたホワイトの跡などをそのまま見ることができる。
開催のきっかけは、「漫画を読む」ではなく「絵を鑑賞する」をコンセプトにした美術画集『THE GENGA ART OF DORAEMON ドラえもん拡大原画美術館』が出版されることにあり、会場に展示される作品も、画集に収録されるものから選ばれている。展覧会の開催に合わせて、画集の特典付き先行発売や、「1コマ拡大オーダーTシャツ」をはじめとする各種グッズの販売も予定している。