集英社が、「マンガを、受け継がれていくべきアートに」というヴィジョンのもと、2008 年から実施しているマンガ原画のデジタルアーカイブを活用した、マンガアート販売の新事業「SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE」をスタートした。
「SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE」は、マンガ作家の画業に新たな光を当て、その作品に「美術品」としての永続的な価値を与える新しい取り組みである。最良の印刷技術とマテリアルで、クオリティの高い「マンガアート」作品を制作。また、その価値を保証し、次の世代へと引き継いでいくために、ブロックチェーン証明書を発行し、来歴を永続的に記録していく。
事業開始にともない、尾田栄一郎(『ONE PIECE』)、池田理代子(『ベルサイユのばら』)、坂本眞一(『イノサン』)の3作品より販売を開始。Web サイトで抽選販売受付が開始している。この事業を通じて、マンガを愛する人々のなかで、「受け継がれていくべきアート」として作品が継承されると同時に、世界のアートマーケットの一端を担う、マンガアート市場の創造を目指す。