若狭湾観光連盟は、福井県敦賀若狭(つるがわかさ)エリアのイメージアップと誘客につなげることを目的に、漫才で敦賀若狭を紹介する3本のネタ動画を2月15日にYouTubeにて公開した。動画では、お笑い芸人・武者武者(むしゃむしゃ)が、漫才を通して敦賀若狭の食や文化、自然などの魅力を発信している。
お笑いコンビ・武者武者(左:ボケ担当の杉岡勇治さん、右:ツッコミ担当の濱坂恭平さん)
お笑いコンビ・武者武者(左:ボケ担当の杉岡勇治さん、右:ツッコミ担当の濱坂恭平さん)
敦賀若狭は、福井県の南半分・嶺南(れいなん)地域の別称で、「若狭路(わかさじ)」とも呼ばれ、敦賀市・美浜町・若狭町・小浜市・おおい町・高浜町の6市町で構成されている。すべての市町が海に面しており、のどかな里山にも囲まれ、美しい風景と豊富な海・山の食材が魅力のエリア。

女性落語家を主人公に小浜市などを舞台にしたテレビドラマ「ちりとてちん」をきっかけに、「ちりとてちん杯全国女性落語大会」や定期的な落語会が開かれるなど、敦賀若狭は「笑い」を楽しむ文化が根付いている。コロナ禍で自由に観光が楽しめないなか、敦賀若狭の魅力を「笑い」とともに発信したいと考え、今回の動画制作に至った。

動画内の漫才は、吉本興業所属のお笑いコンビ・武者武者が行っている。2人は福井県小浜市出身で、同じ高校の同級生。年末恒例の「M-1グランプリ」には2015年から毎年出場しており、これまで準々決勝に3回進出している。地元のラジオ番組でレギュラーを務めるなど、福井県内でも活躍している。

ネタ動画は、地元出身ならではの視点で、ユニークな魅力を伝える内容になっており、笑えるうえに「敦賀若狭に行ってみたい!」と思う内容になっている。より敦賀若狭の雰囲気を伝えるため、金ヶ崎緑地とレインボーライン、旭座のそれぞれで撮影を行い、「アウトドア編」「食編」「景観編」の3つの動画を制作・公開した。

各動画の後半では、レインボーライン山頂公園や若狭小浜お魚センター、気比の松原、小浜よっぱらいサバ、浜焼き鯖、イカ丼、梅ドリンクなど、ネタに登場した各所のPR映像を見ることができる。また、今回制作した動画は、2月26日~3月14日に上野マルイで開催の「福井フェア」でも放映されている。