ステッチが、2020年度グッドデザイン賞を受賞した防災レシート「みまもりレシート」の100コンテンツをもとにした防災アニメーションの無償提供を発表した。映像メディアで余っている時間やCMなどの代わりに防災アニメーションを流し、防災意識を向上のきっかけとして活用を呼びかける。
2021年3月11日で、東日本大震災から10年を迎える。今後も、南海トラフ巨大地震は30年以内の発生率が70~80%と、大きな被害が予想される一方、50%を超える割合の人々は防災グッズの準備もしておらず、防災が満足に行われている状況とはほど遠いのが現実である。そこで同社は、少しでも防災意識を向上し、防災行動につなげるため、防災に関するイラストをすべて素材として公開した。今回は、その素材を用いて防災アニメーションを15点作成。その防災アニメーションを無償で提供するとのことだ。防災アニメーションは、「空港」「スーパー」「電車」などのシーン別で災害が発生した場合にどう対応したら良いかや、「竜巻」「津波」などの災害種別で気をつけるべき点や対応方法について15秒程度で端的にまとめている。1つの防災アニメーションだけでの利用、複数点まとめての利用も可能だ。