博報堂プロダクツとFIXERは、約3週間の制作期間でWebブラウザ上に3Dおよび2Dビュー両表示対応のバーチャルイベントを構築することができるSaaS型クラウドサービス「インスタントフェス・オンライン™」 の提供を開始する。
COVID-19の環境下において、時間と場所の制約を受けない精緻な行動履歴が取得できるバーチャルイベントへの注目度が高まっている。一方で、サイト構築やシステム整備にコストがかさみ、イベント参加者側のインターネット接続環境や使用するデバイスによって体験できるコンテンツに制約を受けるなどの課題に直面するケースも少なくないのが現状だ。「インスタントフェス・オンライン™」は、Webブラウザ上で閲覧可能な3Dおよび2Dビューのイベントページと、イベントのテーマに合った複数種類のデザインをあらかじめ用意し、管理画面からクライアント自身がコンテンツをアップロードできる機能を実装している。これにより、よりスピーディかつ低コストでオンラインイベント開催が実現できる。また、本サービスは、マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」上で稼働する拡張性の高いSaaS型クラウドサービスのため、通常は制作に3カ月程度要するバーチャルイベントを、最短3週間で提供可能となる。
今後は、ARやVRといったXR領域への拡張も予定。AR技術によって商品・サービスの理解をより深めるための体験を拡張したり、VRヘッドマウントディスプレイからバーチャル空間に参加することで、より没入感を高めインパクトある仮想体験ができるようになるなど、アップデートを行っていく。