チームラボは、森ビルが4月5日より提供開始するデジタルプラットフォーム「ヒルズネットワーク」のユーザーインターフェースとなるスマートフォンアプリ「ヒルズアプリ」および公式Webサイトの企画、UI/UX設計、デザイン、開発を担当したことを発表した。
ヒルズネットワークは、六本木ヒルズ、表参道ヒルズなど、森ビルが管理・運営する 「ヒルズ」 の利用者を対象に、さまざまなサービスをオンライン上で完結させることで、より便利で豊かな都市生活・顧客体験を実現するもの。利用者は、属性、街や施設の利用履歴、位置情報などのデータに基づいて、一人ひとりに最適化された「街(ヒルズ)」の情報を受け取ることが可能となる。

このうち、チームラボでは、顧客の属性やシチュエーションに応じて個人に最適化される柔軟なユーザーインターフェース「ヒルズアプリ」を開発した。利用者はホーム画面で自身に関連するサービスにワンタップで到達でき、ホーム画面のフィードには興味・関心や位置情報をはじめとするシチュエーションに応じた関連性の高いコンテンツを表示させることができる。コンテンツの検索結果や表示される「街(ヒルズ)」の情報などもパーソナライズされる。
また、データの活用により、利用者とのOne to Oneマーケティングを実現。利用者の属性やアプリ設定情報、利用状況など、さまざまな情報をもとにコンテンツの配信対象を設定することができる。配信方法は、プッシュ通知やアプリ内通知、メールなど柔軟に選択でき、メール受信者の行動に応じてコンテンツを送り分けるシナリオ配信もサポートしている。そのほか、アンケートフォームを容易に構築可能な機能も提供するなど、利用者からの問い合わせの一元管理も可能にしている。
「ヒルズアプリ」はモノトーンをベースとしており、そのシンプルなデザインで ヒルズの高級感や洗練されたイメージを表現した。グレートーンのバリエーション、グラデーション、角丸やソフトシャドウでスタイリッシュに仕上げ、余白のバランスでコンテンツの視認性の向上を目指している。