熊本県熊本市は、2016年4月14日の熊本地震から5年目を迎える今春、熊本城の天守閣が完全復旧し、「熊本城特別公開第3弾」として4月26日より天守閣内部の一般公開を開始する。天守閣公開にともない、総勢29組(フッキュー)が出演するWeb動画「おかえり」篇を4月19日より公開した。
熊本市では、2019年9月より「500年、城と生きる町へ。くまもと」をスローガンに掲げたプロモーションを実施しており、今回は天守閣全体の復旧が完了したことを記念した第3弾の施策となる。

Web動画「おかえり」篇には、熊本県出身や縁のある著名人が出演。歌手の石川さゆりさんや八代亜紀さん、俳優の高良健吾さん、宮崎美子さん、お笑いタレントのコロッケさんら、熊本県出身の著名人ほか、イラストで登場する熊本城主の加藤清正公や、地元熊本の城下遺産を守るために戦い続ける「城下町ラストサムライ」も登場している。29名による「おかえりなさい」のメッセージリレーが熊本城に贈られ、熊本城が「ただいま」と応える、心温まる内容となっている。
また、映画『るろうに剣心』のロケを熊本県で行ったことで、熊本とのつながりがある佐藤健さんも企画に参加している。Web動画「おかえり」篇への出演に加え、佐藤さんが主演を務める映画『るろうに剣心 最終章 THE FINAL』と熊本城のコラボCMも展開。映画の公開と熊本城天守閣の公開を掛け合わせたコラボレーションCMを九州限定で放映する。
さらに、60秒のWeb動画を15秒に凝縮させたテレビCMを九州全域でオンエアするほか、新聞広告も展開。九州7県の読売新聞西部本社版にて4月20日から5月中旬まで、動画にも出演している著名人からの自筆の「おかえり!」を連日、広告掲載する。そして、すべての「おかえり」が出揃った5月中旬には、熊本城からの「ただいま!」を届ける予定だ。熊本城天守閣の復旧をただ知らせるだけでなく、熊本の心のシンボルとしての熊本城へのあたたかく優しい想いを表現している。
4月29日からは、熊本市民と高良健吾さんが出演するWeb動画「見上げる」篇の公開も予定している。熊本に住む人や働く人、旅する人、さまざまな人たちが見上げるその先に復旧した熊本城がそびえ立ち、高良さんが「いよいよ」とその復旧の喜びを噛み締める内容となっている。