電通と電通デジタルおよび、電通国際情報サービス、データアーティストは、クリエイティブ表現を自動生成するAIツールを、企業ニーズに応じてカスタマイズで構築するサービス「CXAI」の共同提供を開始する。「CXAI」で構築した自動生成AIは企業に提供され、広告から販促、広報、問い合わせ対応など、さまざまなクリエイティブ表現制作を内製化することが可能となる。
近年、企業のマーケティングや事業戦略において、顧客満足度を向上させる顧客視点のCX設計の重要性が増しており、その設計は広告をはじめ、SNSやWebサイト、問い合わせ窓口まで、あらゆる顧客接点に及ぶ。しかし、あらゆるニーズに応えるためには大量のパターンの制作物や情報収集が必要であり、コストや工数が増加。また、その表現が効果的なのか事前に分からないことがCX設計における大きな課題となっている。
 
「CXAI」は、国内電通グループが数年にわたり開発・自社運用してきた複数の「クリエイティブ分析・自動生成ツール」で活用されている15種類以上のAIから、企業ニーズに応じた機能を組み合わせてオリジナルAIツールとして提供する。これにより、企業はAIをアルゴリズムから開発することなく、企業活動におけるさまざまな制作物の表現開発を自動・半自動化することが可能となる。また「CXAI」で使われるAIは、国内電通グループが制作してきた大量のクリエイティブ表現やその効果を学習しているため、クオリティーの高い制作物の内製が実現できる。

<CXAIのサービス概要>

<CXAIの導入例>

電通は、「CXAI」の開発により、企業の生産性・ROIの向上と、より柔軟で最適なCX設計を支援していきたいとしている。