スマートニュース株式会社の子会社スローニュースは、同社が運営するノンフィクション・調査報道に特化したサブスクリプション型Webサービス「SlowNews」に、新潮社が出版するノンフィクション書籍の配信を開始した。新潮社の参加により、書籍を配信する出版社は岩波書店、KADOKAWA、講談社、光文社、東洋経済新報社、文藝春秋とあわせて計7社となる。
今回配信される作品は下記の4作品。

中島真志『アフタービットコイン―仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者―』
福田ますみ『暗殺国家ロシア―消されたジャーナリストを追う―』
美谷島邦子『御巣鷹山を生きる―日航機墜落事故遺族の25年―』
大西康之『ロケット・ササキ―ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正―』

今後も、SlowNewsは新潮社と連携し、同社が生み出す良質なノンフィクション作品を随時配信する。 SlowNewsは、ノンフィクションの傑作や話題の本、国内外の長編記事など厳選したコンテンツを配信する定額読み放題サービスとして、2月24日にスタートした。利用料は月額1,650円(税込)の定額制。

新潮社を加え、岩波書店、KADOKAWA、講談社、光文社、東洋経済新報社、文藝春秋の計7社の協力の下、180冊以上のノンフィクション作品を掲出している。また、The New York TimesやProPublica、The Guardianなど海外メディアの調査報道の翻訳記事や、調査報道に取り組むジャーナリストへ取材費用の支援などを行う「調査報道支援プログラム」の参加者が提供する記事をオリジナルコンテンツとして独占配信する。すでに高橋ユキ氏、濱野ちひろ氏、吉田千亜氏ら、各ノンフィクション賞受賞者や注目のジャーナリストが長期間の取材に取り組んだ作品を配信している。

本サービスの収益の一部は「調査報道支援プログラム」に使用し、ジャーナリズムの最も重要な役割を担う調査報道が継続的に生み出される環境づくりに取り組む。SlowNewsでは、今後、新潮社だけでなく、各出版社の協力を得て、話題のノンフィクション作品を配信をする予定だ。