電通と、国内電通グループ5社(電通デジタル、電通テック、電通コンサルティング、電通アイソバー、電通イノベーションイニシアティブ)は、B2Bビジネスにおける課題解決に特化したソリューションを提供・開発する横断組織「電通B2Bイニシアティブ」を、6月29日に発足した。

これにより、各社が持つB2Bノウハウを結集させることで、顧客企業の事業戦略コンサルティングからマーケティング、ブランディング、各種DXツール導入・運用とそのための組織体制支援まで、B2B領域におけるさまざまな課題解決をシームレスに行うことが可能に。コロナ禍で急激に需要が顕在化したB2BマーケティングDXを統合的に支援していくのが狙いだ。
デジタル普及やコロナ禍により、B2B企業の取引先の情報取得の環境は大きく変化し、非対面営業が急増している。この変化とともに、見込み案件の創出・発掘活動であるデマンドジェネレーションなど、B2B事業のマーケティングDXへのニーズが急速に高まっている。その一方で、DXツールを導入することが目的となってしまい、営業支援という本来の目的が達成できないという課題も急激に増加。DXツールをただ導入するのではなく、営業支援のためのマーケティングのあり方、事業戦略の見直しが必要不可欠になってきている。

 今回、このようなB2B事業課題に応えるために、「電通B2Bイニシアティブ」を発足。国内電通グループ6社から、100社以上のB2Bマーケティング支援実績、事業コンサルティング実績、経営・事業戦略支援実績を持つ者、そして外部の有識者との積極的な連携など、B2Bの専門スキルを有した幅広いメンバーで構成している。従来の広告コミュニケーションの枠を超えたさまざまな課題解決を、「電通B2Bイニシアティブ」という一つの組織で、統合的に提供していく。
主なB2B課題とソリューション例
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提供するB2Bソリューションメニュー一覧
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