2020年に内閣府による「グローバル拠点都市」に選ばれ、スタートアップ・エコシステムの構築を目指す兵庫県神戸市と東京都渋谷区は、それぞれ進めてきた起業家への支援を連携するべく、7月6日に連携協定を締結した。
本協定により、神戸・渋谷の起業家やエンジニア・クリエイティブ人材などの交流を促し、起業コミュニティの形成を支援していく。また、新型コロナウイルスによる社会構造の変化が進み、遠隔地同士のコミュニケーションがシームレスになるなか、実験都市「神戸」と起業家が集う街「渋谷」をつなぐことで、だれでも“ライトに”起業できる環境づくりを目指すとのことだ。ベンチャーキャピタルや起業家コミュニティ、実証実験のフィールドなど、お互い持ち得なかった支援環境を補い合い、さらなるスタートアップ・エコシステムの構築に向けた支援を加速していく。

第1弾プロジェクトとして、誰もがライトに起業できる文化を東西融合で生み出し、定着させるための官民連携プログラム「NOROSI Startup HUB(ノロシ・スタートアップ・ハブ)」の開始も発表した。アイデアを持つ「チャレンジャー」とスキルを持つ「チームメンバー」がチームを組み、互いの能力を掛け合わせ、渋谷・神戸の遠隔でプロジェクトを推進していく。チャレンジャー、チームメンバーの募集は7月6日から開始している。