博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」は、東京・渋谷エリアを対象とした市民共創まちづくりサービス「shibuya good pass」の本格的なテスト運用を、三井物産とともに、7月19日より開始した。
shibuya good passは、生活者を中心としたまちづくり構想「生活者ドリブン・スマートシティ」を実現するために、博報堂が渋谷エリア向けに開発したデジタルサービス。利用者はWebブラウザアプリ上で会員登録することで、街でのイベントや店舗のクーポン・チケット発行といった“goodな体験”や、街をより良くするためのアイデアを発信・応援ができるようになり、まちづくりに参加することができる。「みんなでつくる、goodな渋谷」をキーメッセージに、渋谷に住む人や通う人、事業者や行政など、渋谷に関わる人々が連携し、自分たちの手で自分たちのまちを便利にしていく仕組みとなっている。同サービスにおいて、渋谷未来デザインや渋谷区観光協会など、渋谷におけるサービス推進を行うパートナーとも連携。シェアオフィスの利用や再生可能エネルギーの地域での共同購入、地域で子育てをする人の支援、渋谷ならではのお店やイベントの体験の提供など、ソーシャルグッドなサービスのプラットフォームを目指す。

一連のサービスのポータルとなる会員ページのテスト運用を7月19日より開始し、9月末までをテスト期間として、多様なサービスを順次開始する。テスト期間の登録料・使用料は無料となっており、利用者や連携サービス提供者からの感想や意見を反映させ、本格サービス開始に向けた準備を進めていく。