バスキュールが、オフィス移転を機に、「プロジェクトデザインスタジオ」として新たに旗揚げすることを発表した。
これまでのクリエイティブスタジオは、企業課題に対するソリューション提供が主な役割となっていた。しかし、先行きが見えないVUCAの時代と言われるいま、クリエイティブに求められるのは、産業の未来の可能性や、社会が抱える課題などを起点に、多くの人たちが共有できる目的地に旗を立て、分野・業種を超えてありたい未来を共創する原動力になることであると同社は述べる。

そこで、社会へのデジタルテクノロジーの浸透を背景に、広告、メディア、プロダクト、スポーツ、教育、モビリティ、都市開発、そして宇宙へと、そのクリエイション領域を拡大させてきた同社は、こうした従来の枠組みを超えたプロジェクトの立ち上げから実現までのプロセスを「プロジェクトデザイン」と名付けた。史上初のプロジェクトの主体者として、あるいは新たな領域に挑む企業が立ち上げるプロジェクトの伴走者として、ありたい未来に至るまでの道筋を描くことのできるチームとしてスタートを切る。
プロジェクトデザイン概念図
プロジェクトデザイン概念図
また、2021年8月より、SIXのクリエイティブディレクターとして活躍する大八木翼が執行役員に就任するなど、新しくメンバーが加わった。新たな体制で、企業やクリエイターがそれぞれの力を最大限に発揮できるプロジェクトと巡り合える機会を提供していく。