名古屋市鶴舞エリアで自動運転の実証実験を開始！ 都市部における自動運転を利用した移動を検証

WILLER、名鉄バス、名古屋工業大学、イオンタウンの4法人は、愛知県名古屋市鶴舞周辺の公道にて、8月18日から10月29日までの約2カ月半、自動運転の実証実験を実施する。 今回の実証実験は、社会実装可能なビジネスモデルの構築を目指した愛知県における2021年度自動運転実証実験に採択され、「都市部における自動運転を利用した移動」を実証テーマとしている。また、約一世紀にわたり地域住民の移動ニーズにこたえている名鉄バス、海外で商用運行することによる自動運転の知見を持つWILLER、コミュニティ形成の研究を行う名古屋工業大学と、地元の生活ニーズをよく知るイオンタウンが、それぞれの強みを活かして共同で実施していく。

実証実験で提供するモビリティは、『Nanamobi』と名付けられ、モビリティが新たな愛知を導くという想いを込めた「New Aichi navigate mobility」、名古屋のシンボルイメージであるナナちゃん人形、そして名古屋弁で「ですね」を意味する「なも」を掛け合わせた造語となっている。

また、実証実験では、交通量の多い都市部の幹線道路を含むルートを運行し、一般車両との混在交通における安全性・運行計画の妥当性、定時定路線運行における自動運転化の実用性、長期間に渡り、多くの人が利用するランドマーク間を走行し、地域の交通手段として活用することで、自動運転に対する受容性醸成とコミュニティの創造を検証する。

実証実験を通じて、自動運転を活用することによる実用性や事業性の向上を検証し、将来的なサービスモデルの検討、運転手不足や環境問題といった社会課題の解決や、QOL向上を目指していく。

＜走行ルート＞ ＜車両デザイン＞
名古屋の三英傑（織田信長、豊臣秀吉、徳川家康）をイメージし、兜の立物及び名鉄バスを意識したラインがあしらわれている。