集英社の「少年ジャンプ+」はカヤックと共同で、絵が描けなくても頭の中にある物語をビジュアル化することができるスマートフォン専用の漫画ネーム制作Webサービス「World Maker」をリリースする。利用は無料で、9月8日からはクローズドβ版、9月22日からは誰でも利用ができるオープンβ版を公開する予定だ。
World Makerでは、4つのステップで簡単に漫画のネームをスマホでつくり、世の中に公開することができるサービス。ネームのお手本を見ながら制作ができるので、基本的な漫画文法を学ぶこともできる。

また、使える素材はコマ割りのテンプレートや背景、キャラクターの顔、体の向き、オノマトぺ、さらには「いらすとや」など全部で約60万点。スマートフォンにある個人の写真をアップロードすることも可能で、それらを自由に組み合わせて装飾することで簡単に世界で一つだけの漫画ネームを制作することができる。
いらすとやの素材を使用した作成例
いらすとやの素材を使用した作成例
今回の新サービスは、考案者である少年ジャンプ+副編集長 林 士平氏の「漫画をつくる人を増やすにはどうすればいいのか」という思いから誕生した。小学生からお年寄りまで、幅広い年代の方に使用してほしいとのこと。

また、β版のリリースを記念して「World Maker ネーム大賞」を開催する。World Makerでつくった1ページから最大4ページまでの漫画ネームで応募でき、2つの大賞を選定。大賞では、週刊少年ジャンプ連載作家である宇佐崎しろ先生、大石浩二先生に作画をしてもらえる権利と「少年ジャンプ+」に掲載、30万円の賞金が贈呈される。