鹿児島県枕崎市が特産品の認知度向上を目指し、「音」をテーマにしたPR動画「枕(MAKURA) JAZZ」を制作、公開した。
鹿児島県枕崎市は、漁業のまちとして栄え、日本一の「かつお節」の産地。温暖な気候を生かした農業も盛んで、「お茶」や「電照菊」の一大生産拠点にもなっている。また、焼酎を貯蔵する樽や、刃物、木製品を制作する職人の「匠の技」も魅力のひとつだ。これらの特産品が生み出す音色に着目し、JAZZのサウンドに融合させた動画を制作した。

動画は、枕崎の特産品を手にした主人公が、丁寧な暮らしをしようと思いつくシーンからスタート。そして、丁寧な暮らしを奏でる音色の数々がオリジナルJAZZとセッションしていく。

公開された動画は3種類で、一日の暮らしを時間帯ごとに分けて、それぞれのシーンに合った地域産品と楽器の音楽がコラボレーション。朝の時間帯を描いた「水産編」では、鰹節を削る音や出汁をとるために鍋に入れる音、でき上がった出汁を器に注ぐ音などがトランペットの音色に重なり曲を奏でる。同様に、昼の場面を描いた「農産篇」ではギターの音色に、枕崎茶や電照菊が奏でる音を、晩の「匠の技篇」ではピアノの音色に、刃物や焼酎樽、枕崎ぶえん鰹が生み出す音が彩りを添えている。

枕崎の生産者による丁寧な仕事でつくられる「枕崎ブランド」をイメージづけ、音によって臨場感・没入感のある動画となっている。 


水産篇(かつお節)


農産篇(枕崎茶・電照菊)


匠の技篇(焼酎樽、刃物、枕崎ぶえん鰹)