電通デジタルは、株式会社オモロキとともに、AIとお笑いの新たな融合を目指した共同プロジェクトを本格的に始動した。第一弾として、オモロキが保有するデータを活用し、ユーザーが入力した画像にAIがボケて返すツール「bokete camera(ボケてカメラ)」を開発した。
オモロキは、投稿型大喜利サイト「写真で一言ボケて(bokete)」(以下、bokete)を運営している。boketeは、専用サイト上でお題の写真やイラストなどの画像に対し、ユーザーがユニークなボケを投稿して大喜利を行うサービスだ。バラエティーに富んだボケがWebサイト上で紹介されるほかユーザーが評価することもでき、アプリのダウンロード数は現在累計700万、ボケ投稿数は毎月100万件に上る人気を集めている。

今回、共同プロジェクトの第一弾として開発した「bokete camera」は、bokete の蓄積データを活用し、AIのディープラーニングを活用した分析から、ユーザーが入力した画像にAIが絶妙かつ創造性豊かなボケを返すサービスとなっている。

本サービスでは、画像内の物体を分類するAIと時系列データの推論アルゴリズムを用いて、boketeに蓄積された数万以上の画像とそれに対するボケのテキストデータを学習することで、読み込んだ画像に対する返しを瞬時に出力することを可能にしている。今後この技術をもとに、スマートフォンで撮影した写真に対してその場でボケを返すツールの開発準備も進めている。
電通デジタルは、アドバンストクリエーティブセンターにおいて、データ・AI とクリエーティブの融合を目指し、AIを活用したソリューションの開発に組んできた。今後も、オモロキとともにAIを通じた新しいエンターテインメントを創出し、生活者にワクワクする体験を提供していく。