日本最大級のデジタル・クリエイティブフェス「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2021 supported by CHINTAI(以下、イノフェス)」において、東京電機大学、クリエイティブ集団Konel知財図鑑のコラボによる、「音響樽」を用いた立体音響の体験型インスタレーション「TOKYO ISOLATION」の出展が行われる。
立体音響再生装置「音響樽」は、音響工学を追求するための研究装置で、96個のスピーカーを搭載。従来のサラウンドスピーカーやバイノーラルイヤホンとは段違いのレベルで、空間の雰囲気までを表現することが可能だ。これまでに、ミュージシャンの細野晴臣氏50周年記念イベント「細野観光」にて、楽曲を96ch化し「宇宙を旅してきたサウンド」として音体験型の展示をプロデュースするなど、アート・エンターテインメント分野での活用が行われていた。そのほか、5Gと組み合わせたリアルタイムな空間共有によるコミュニケーションや瞑想コンテンツ開発での活用など、さまざまな産業分野とのプロジェクトを想定しうる立体音響再生装置となっている。

今回の展示作品「TOKYO ISOLATION」では、立体音響テクノロジーとクリエイターのコラボレーションにより「都市からの断絶体験」を実装。人々が行き交う東京・六本木において、高精度の立体音響コンテンツが奏でられる空間のなかで日常の喧騒から心地よく断絶されていく体験が提供される。