サイバーエージェントは、同社が目指す存在意義を明文化した「パーパス」を制定したことを発表した。制定されたパーパスは「新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する」。このパーパスのもと、社員一人ひとりと共に新しいチャレンジを重ねながら成長し続けるとともに、インターネット領域における多様なサービスを通じた価値の創出によって、日本の産業発展への貢献を目指していく。
サイバーエージェントは「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに、インターネット広告事業からスタート。その後、時代の変化に合わせながらメディア事業、ゲーム事業へと事業を拡大してきた。近年では、技術とクリエイティブを強みに立ち上げた「ABEMA」がいつでもどこでも見られるスマートフォン時代の新しい未来のテレビとして、一つの社会インフラへと成長しつつある。また、これまで培ったノウハウをもとに、企業や官庁、エンターテインメント領域など、あらゆる産業のDX化支援を進めている。

事業や組織の多角化に伴い、2006年には行動規範を明文化した「ミッションステートメント」を制定し、社内での価値観の浸透を図るとともに、年功序列を排除した「実力主義型終身雇用」をはじめとする独自の制度や多様な仕組みを取り入れ、21世紀型の新たな日本的経営を体現しながら、社員が能力を最大限発揮できる環境づくりや挑戦する企業文化の醸成に努めてきた。

そして今回、新型コロナウイルス感染症により人々の行動様式が変わり、社会が大きく変化する中、すでに多くの人の生活に浸透したインターネット、そして固定概念にとらわれず挑戦を重ね市場を切り開く力によって、社会に漂う閉塞感を打破し、日本を元気にしたいという創業当初より続く想いや社会で果たすべき役割を改めて明文化したパーパスを制定した。今後、パーパス「新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する」のもと、企業活動を行い、会社・社員共に持続的な成長を実現するとともに日本社会のさらなる発展に貢献するという、パーパスの実現を目指していく。