アートディレクター集団「弱みを握る寿司屋」は、11月27日より「見た目」にまつわるデザイン展「見る見る見た目展」を原宿・表参道にあるアート・イン・ギャラリーにて開催する。

見た目と本質のギャップに焦点をあて、形状が悪く破棄されてしまう食物、加齢による変化を極度に恐れる風潮、姿かたちだけで嫌われている虫など、見た目の弱みを観察し、作品制作を行った。見た目によって誤解をしたり、本質を見失いがちな「見る目」について考える。

「文字を見る見る」(末廣翼)、「食品の映えを見る見る」(札場靖明)、「ゴキブリを見る見る」(深瀬創)など、それぞれが、自身の考える「見た目」について考察を深めた展示会となっている。
来場者には、各作品から「目を奪われたアイデア」の評価基準値を測る「目玉シール」を配布する。最終日の12月5日に、投票された目玉を並べて集計結果を発表する。

「閉館後も見れる展示会」

また、もうひとつの目玉として本展示会は、日本初の「閉館後も見れる展示会」となっている。会場のウィンドウにのぞき穴を設置し、24 時間照明を点灯。閉館後も一部作品を鑑賞することができる。サイトにて「閉館後の鑑賞マニュアル」も順次公開予定となっている。