電通は、11月1日、クリエイティブ部門を統括するCCO(チーフ・クリエーティブ・オフィサー)に執行役員の佐々木康晴氏が就任したことを発表した。また、同日、海外事業を統括する電通インターナショナルのGlobal Chief Creative Officer(グローバル・チーフ・クリエイティブ・オフィサー)にフレッド・レブロン氏が就任。国内外でのクリエイティビティをさらに強化する。

佐々木氏は1995年電通入社。コピーライター、インタラクティブ・ディレクター、クリエーティブ・ディレクターなどを経て、2011年から2013年まで電通アメリカに出向。帰国後は第4CRプランニング局長などを歴任した。カンヌライオンズ、D&AD賞、クリオ賞をはじめとした国内外の主要な広告賞を多数受賞し、審査委員長経験や国際キーノート講演経験も多い。

今後、佐々木氏は従来のクリエイティブを広告宣伝領域にとどまることなく、さらにBX(Business Transformation)領域、CX(Customer Experience Transformation)領域、DX(Digital Transformation)領域へ拡張し、各グループ会社とも協力をしながら顧客企業やパートナーのビジネスに幅広いクリエイティビティで貢献できるようけん引していく。

レブロン氏は「カンヌライオンズ」において、13のグランプリと46のゴールドを含む200近くの賞を獲得し、「D&AD賞」においては3つのブラックペンシルズを獲得するなど、累計2000以上の世界的な賞を受賞。世界の広告業界のクリエイティブをリードしている人物。直近では、Drum誌が選ぶ2020年のGlobal Chief Creative Officerランキングと、世界的なクリエイティブアワードを主催するThe One Clubの2020年・2021年Global Chief Creative Officerランキングにおいて1位を受賞している。

電通グループは、レブロン氏の参画により、海外事業におけるクリエイティビティの強みをさらに洗練させ、全世界で提供する「Integrated Growth Solutions」の価値および競争力の一層の向上を実現していく方針である。