熊本県は、2016年に起きた熊本地震からの創造的復興活動の一環として、同県出身のミニチュア写真家・田中達也氏とコラボレーションした特別企画「ミニチュアくまもと旅するモン」を11月18日より開始した。
この企画は、大地震からの「創造的復興」に取り組んでいる熊本県の様子を伝えるとともに、「創造的復興」の考え方や経験を、災害の教訓として継承していくことを目的とした復興プロモーション。熊本県は通常の復旧とは異なり、「災害前よりも良い形で復興する」という創造性をもった視点で復興に取り組んできた。この5年間で得られた考え方や経験を資産として継承し、ユニークな形で表現し伝えるべく、今回の企画が実現した。
田中氏による制作の様子
田中氏による制作の様子
「ミニチュアくまもと旅するモン」では、熊本県出身であり、ミニチュア写真家・見立て作家として世界的に活躍する田中達也氏の協力のもと、熊本各地の美しい風景がミニチュアアートで再現された。農産品や伝統工芸品など、県の特産品を風景に見立てて創作された作品では、熊本城や阿蘇地域といった熊本地震からの創造的復興を遂げた熊本の様子や、県内各地の熊本の魅力的な風景を楽しむことができる。

作品内にはミニチュアサイズになったくまモンが登場。小さなくまモンがさまざまな風景のなかを旅する様子は、特設サイトおよびSNSにて約3カ月間、計12回にわたり公開される。
No.1 『スイカがスイスイ』
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また、プロモーション期間内には、くまモンと一緒に旅をしている気分を味わえるSNS投稿キャンペーン「スマホARでちっちゃなくまモンを旅させよう!」も実施する。特設サイトからARくまモンを起動し、身の回りで見つけた“熊本”を旅するくまモンを撮影し、TwitterまたはInstagramでハッシュタグをつけて写真を投稿するというもの。応募期間は2022年2月末までで、入選作品にはオリジナルグッズが贈られる。