博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」が発足した「TOOL PROJECT」は、Web広告運用自動化ツール「Shirofune(シロフネ)」と連携したトレーニングプログラムを新たに開発。個人がShirofuneを活用して専門性の高いスキルを習得できるプログラムを試験的に開催する。
TOOL PROJECTは、ノーコードをはじめとする多種多様なデジタルツールを活用して「個人スキルを強化・拡張」し、働き方の可能性を広げることを目指すプロジェクトだ。多様なツール提供元と連携・協業しながら具体的なプログラムやビジネスモデルの開発に取り組んでいる。

2021年2月のプロジェクト発足時には、ノーコードスタートアップの「STUDIO」と「Exploratory」と連携したトレーニングプログラムを開催しているが、今回はその第二弾として、Web広告運用自動化ツールを提供する「Shirofune)」とのコラボレーションによるトレーニングプログラムを新たに開発。プログラムでは、ツール未経験者を対象に講師がライブレッスンを行い、短期間でのツールの使用法とWeb広告運用のスキル習得を目指す。また、レッスン終了後には、選抜者を対象に実案件をベースとした実践機会を提供し、スキルの習得状況を検証する。

同プログラムは来年1月中旬から開始され、12月末日までプロジェクトサイトで受講希望者を募集。「Shirofune」に加え、Webデザインツール「STUDIO」と、データ分析ツール「Exploratory」のコースも同時に開催される。STUDIOコースではコンパクトなWebサイト制作のスキルを、Exploratoryコースでは多様なデータを用いて現場の業務改善を行うスキルを習得できるという。

今後も博報堂ミライの事業室は、さまざまなパートナーとともに、デジタルツールの活用を通じた生活者の新しい生き方や働き方、未来の社会の創造に取り組んでいく考えだ。