全国清涼飲料連合会(全清飲)は、商店街振興組合原宿表参道欅会(欅会)、フォーステックが展開するスマートリサイクルボックス「SmaGO」(スマゴ)を活用したペットボトルリサイクルの啓発活動を、原宿・表参道にて12月20日~来年1月末まで実施する。
原宿駅から表参道駅に通じる約1kmにわたる歩道は通行量が多く、既設リサイクルボックスの回収容量を超え、あふれ対策のための回収頻度の増加が以前より課題となっていた。その対策として、欅会では、ソーラーエネルギー可動による自動圧縮機能やIoT技術を活用した回収量などの通知機能を搭載したスマートリサイクルボックス「SmaGO」に入れ替えを行った。「SmaGO」のオフィシャルパートナーを募り、「SmaGO」をラッピングし、使用済み容器包装などの分別回収をはじめ、リサイクルやSDGsへの取り組みの大切さを啓発し続け、維持管理費などの支援を得るなどしている。
全清飲ではその活動をサポートするため、ペットボトルリサイクルの啓発メッセージを「SmaGO」に掲出し、クリスマス・年末年始の時期、多くの人々に向けて訴求する。飲料業界は29年前からペットボトルの「自主設計ガイドライン」を制定し、ペットボトルの資源循環に取り組んできた。今回掲げた「89%」の数字は、2020年度の日本のペットボトルリサイクル率で、前年度から約3%リサイクルが進んだ最新の実績である。欧米と比較しても非常に高く、世界トップランナーのリサイクル率となっている。啓発メッセージにある「すてる? リサイクる?」には、消費者の手の中にある飲み終わった飲料容器を「ゴミ」ではなく、「資源」として意識し、「自分ごと」としてリサイクルを始めてもらう気付きを提供したいとの思いを込めている。さらに、本体に掲示したQRコードを、スマートフォンで読み取ることにより、より詳細な最新のペットボトルのリサイクル情報にアクセスでき、アナログとデジタルのハイブリッドで、啓発効果を高めるねらいだ。