NFT(ノン・ファンジブル・トークン)クリエイティブファームのCRYPTO& Inc.と浄楽寺(神奈川県横須賀市)は、NFTでのデジタル御朱印の発行を開始した。

御朱印とは、お経を書写した「写経」を神社仏閣に納めること。その起源には諸説あるものの、参拝した本尊の身代わりに朱色の判を押した紙を配布したのが始まりであるともいわれている。昨今では、納経なしで参詣しても御朱印を授ける神社仏閣が大半だが、今でも納経せずには朱印を押さない寺院も存在している。

CRYPTO&& Inc.によると、御朱印は「参詣した寺院の本尊とのご縁をいただくものである。自身で参拝した御朱印は、自身と本尊とのつながりであり、そのひとつひとつがただ一つの尊いご縁となる」という。そこで、ただひとつしかないことを証明できる、 ブロックチェーン上のトークンであるNFTを用いることで、「コピー可能なデジタルデータでは持つことのできないただ一つのご縁を感じることができる」としている。