AIカメラによるスポーツ映像を「テレ金ちゃんアプリ」にて配信！ NTTSportictとテレビ金沢が共同事業の協定を締結

NTTSportictとテレビ金沢は、「AIソリューションを活⽤したスポーツ映像配信に関する共同事業」の協定を締結した。

この事業では、NTTSportictが提供するAIスポーツ映像ソリューション「STADIUMTUBE」Proシリーズを⽤いて地域のスポーツの試合を撮影し、テレビ金沢が提供する配信サイトやスマートフォンアプリ「テレ金ちゃんアプリ」にてコンテンツ配信を行う。 テレビ金沢では、2020年12月に導入された「テレ金ちゃんアプリ」リリースを皮切りに、従来の地上波放送に加えWebやアプリを使ったクロスメディアの視聴者体験の創出に取り組んでいる。

特にスポーツ分野に関しては、2021年6月に「第34回全国小学生ハンドボール大会 石川県予選会」、同年7月に「石川県ユースサッカーフェスティバル2021 和倉ユースサッカー大会」のLIVE配信を実施した。テレビ金沢は、これらの配信に取り組むなかで、よりコストを削減しながら本格的なスポーツ撮影配信を可能にする手段として、NTTSportictが提供するAIスポーツ映像ソリューション「STADIUM TUBE」の機能に着目。また、NTTSportictの掲げる「スポーツを通して笑顔と感動を⽣み、地域社会の発展に寄与する」という理念に共感し、今回の共同事業協定を締結しサービスを導入した。 NTTSportictが提供するAIスポーツ映像ソリューション「STADIUM TUBE」Proシリーズの中⼼となるのは、イスラエルに本社を置くPixellotが開発した無⼈撮影カメラで、AIによる⾃動撮影や編集機能を備えている。スタジアムなどの競技施設に設置することで、撮影コストを約10分の1に抑えることができ、動画の再⽣前に広告動画を⾃動挿⼊することも可能。サッカー、バスケットボール、ラグビー、アメリカンフットボール、バレーボールなど14競技の撮影に対応しており、「オートプロダクション」モードでは、本物のカメラマンが撮影しているかのような⾃然なカメラワークとなる。

また、通常のAI撮影と合わせて、同時にパノラマでピッチ全体の映像も撮影されるため、撮影した映像を既存のコーチングシステムへ直接流し込むことで、ファイル変換などの⼿間をかけずに、チームの練習や選⼿へのフィードバック・分析に活⽤することができる。 直近では、1月15日・16日に実施される「2021年度 第39回 石川県少年フットサル大会（U-12）」の一部試合を特設Webページにて配信予定。今後は、サッカー、ハンドボール、バレーボールを中心に試合の配信を検討している。

NTTSportictとテレビ金沢は、今後、双方のケイパビリティを活かしながら地元スポーツの映像配信を通じて、視聴者が楽しめるコンテンツの提供や地元企業とも連携した地域発展を目指す。