資生堂は、1月1日、本社のクリエイティブ部門を100%出資会社「資生堂クリエイティブ株式会社」として子会社化したと発表した。

■資生堂クリエイティブ株式会社について
同社は、1916年に設立された資生堂意匠部をオリジンとする資生堂本社のクリエイティブ部門であったが、新たな別会社としてスタートした。近年のデジタル化を背景とした生活者の行動、購買行動の変化に加え、デジタル広告コミュニケーションが多様化、複雑化している現状に対応する方針だ。またクリエイティブの強みであるプロダクトデザインを起点とし、コミュニケーションへとつないでいく「体験デザイン」の強化を目指す。 

新会社ではクリエイターが創作活動に集中できる環境をつくる。年齢や勤続年数に左右されないメリハリある評価制度や、働く時間や場所の制約排除などさまざまなオプションを用意し、働き方の多様性にも対応していく。加えて外部クリエイターとのさらなる協働促進、世界中の多様な才能の採用強化を進め、ブランドを強く支える体制をつくる。

■シンボルマークについて
「新しい時代の風をいっぱいに受けて、ピンと張る帆をイメージしました。順風でも逆風でも前に進むように設計された帆と共に“世界のクリエイティブ”という海へ、私たちは航海をはじめます。」(資生堂クリエイティブ)
資生堂クリエイティブのシンボルマーク
資生堂クリエイティブのシンボルマーク
■資生堂クリエイティブ株式会社 代表取締役 山本尚美氏のコメント
私たちは美に専門性を持つクリエイティブカンパニーとして「美の力、クリエイティビティの力を信じ、世界に“感動kando”をもたらす」をPURPOSEに、「ブランドと世界中のお客さまを結びつけ、美を楽しむ体験を創造し、人々の心を豊かにする」ことを信じ、これまでの概念をくつがえす新しいクリエイティブに挑戦をしていきます。