福井県、Code for FUKUI、自動処理は、対話型政策検討プラットフォーム「アイデアボックス2.0」を用いて、市民意見の募集を開始した。
福井県では、「みずから変える」「みんなで変える」「ふくいを変える」のスローガンのもと、「スマートふくい」の実現に取り組んでいる。

今回、「みんなで変える」取り組みの一環として、住民目線でのDXを推進していくため、県、市町、Code for FUKUI、自動処理が連携。自動処理が開発した「アイデアボックス」を試行運用し、デジタルを活用して、福井県をより良くしていくアイデアや意見を募集する。

「アイデアボックス」は、行政と住民同士が自由に意見交換できるプラットフォームで、デジタル庁にも採用されたことで話題となった。2022年1月6日に、「アイデアボックス2.0」として全面リニューアルをし、福井県は公開型のアイデアボックス2.0の第2号ユーザーとして運用を開始する。

今回福井県は、県下のすべての市区町村を巻き込んだ意見募集を行う。アイデアボックスは組織を飛び越えた意見募集を得意としているが、県・市町・民間団体、と複数の自治体が連携し、県下全域でアイデアボックスを運用するのは全国初の取り組みとなる。
DX FUKUIアイデアボックス(パソコン版)
DX FUKUIアイデアボックス(パソコン版)
DX FUKUIアイデアボックス(スマホ版)
DX FUKUIアイデアボックス(スマホ版)
なお、以下4つのカテゴリで意見を募集する。

1.生活のDX:まちづくり、交通、健康福祉、防災、教育など
2.産業のDX:ものづくり、農林水産業、観光振興など
3.行政のDX:自治体デジタル化など
4.自由提案 :上記以外で、デジタルを活用した自由な提案募集

募集期間は2022年4年1月20日~2月28日で、福井県在住の人ほか、県民以外も自由にアイデアや意見を投稿することができる。

県・市町への意見や提案については、それぞれの担当所属において、施策への反映や事業化の可否も含め検討していく。そのほか、行政に依らない民間同士のアイデアの実現も目指していく。