渋谷PARCOが空間のメディア化拠点に! バーチャル広告の展開スタート
パルコはKDDIとPsychic VR Labの提供する AR/MRコンテンツ・広告配信ソリューション「XRscape」に参画すると発表した。KDDIの事業共創プログラム「∞の翼(ムゲンノツバサ)」の一環として、東京都渋谷区の渋谷PARCO 1F「ナカシブ通り」と10F「ROOFTOP PARK」の2地点を空間メディア化の対応施設として展開する。
「XRscape」は、実在の都市空間にバーチャル広告やコンテンツなどを自由に配置・配信できる空間のメディア化ソリューションだ。XRクリエイティブツール「STYLY Studio」を使い、都市空間に重ねるAR/MRコンテンツを簡単に制作、管理、配信が可能で、利用者は「SATCH X」を使いスマートフォンをかざすことで、実在の空間にコンテンツを重ね合わせる「XRのある風景(XRscape)」に簡単にアクセスできるようになる。XRscapeの対応場所において、空間上のさまざまな場所にコンテンツを配置し、その空間全体をジャックすることができ、コンテンツは静的なものだけではなく、ゲームなどのインタラクティブコンテンツにも対応している。
パルコは、これまでも2019年11月にグランドオープンした渋谷PARCOにて、ARを活用しバーチャルアートを展示するショーケース「SHIBUYA XRSHOWCASE」はじめ、将来静止画・動画に代わる3次元映像のメディアツールとして一般普及が期待されるXR技術に早くから注目し、さまざまな取組を実施している。今後もXRを活用し、実在の空間の価値向上およびリアルとバーチャルが融合したユーザー体験の提供を目指しているという。
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