福井市では、「福井を発信する、福井で迎える」をテーマに、関係人口の創出・拡大に向けた新プロジェクトに取り組んでいる。このまちでアクションを起こす魅力的な人を可視化し、その人たちとつながる新たな関わり方を生み出すことを目的に、この度ガイドブック「福井のPin!」を発行した。
「福井のPin!」は、福井と都市部をつなぐ接点となる、思わず“ピン留め”したくなるような「人・コト・場」の情報を集約したガイドブック。

新型コロナウイルスの影響で地方移住への関心が高まっていることを背景に、「観光」「ビジネス」の観点からだけではなく、福井市で活動する人を起点として地方の魅力を発信。同誌を通して、人的なネットワークやコミュニティーづくりにつなげ、新たな関係人口の創出を目指す。

メインコンテンツである、全26の魅力的な人・団体を紹介するページは、20代から50代の一般の参加者が実際に取材・執筆を行った。「FOCUS01~04」として、「まちの入り口」「まちのエッセンス」「まちへの思い」「まちのいろ」の4つのカテゴリーに分類。飲食業やカフェ、宿泊業の関係者や、お寺の住職、オンラインイベントの開催者など、福井と多様な関わり方を生む26の人・団体を紹介している。
「FOCUS01~04」
「FOCUS01~04」
また、特別企画として、いま現在福井と関わりを持っているメンバーによる、福井関係談義も収録。福井県出身者と福井県外出身者、生まれの異なるメンバーが、まちと個人の多様な関係性のあり方を共有するとともに、まちとの関わり方に幅を生み出すためのヒントを議論した。
「福井のPin!特別企画 福井関係談義」
「福井のPin!特別企画 福井関係談義」
そのほか、「PROJECT MEMBER」ページでは、公募にて集まった「福井のPin!」制作ワークショップの参加者を、一人ひとりの熱いメッセージとともに紹介している。同誌における、「FOCUS01~04」の人物紹介記事コンテンツは、「地域を見る・聴く・伝える力」を学ぶ全3回のワークショップを通して参加者とともに制作された。
「PROJECT MEMBER」
「PROJECT MEMBER」
「Pin's STORY この本があったら起こるかもしれない物語」
「Pin's STORY この本があったら起こるかもしれない物語」
なお、「福井のPin!」は全60ページで、2月7日発行。公式サイトからの申し込み者に無料で送付するほか、首都圏でのPRイベントや首都圏にある福井ゆかりの飲食店などにも設置される。