NEWPEACE thinktankが協力する、県民参加型エンターテインメントWeb番組「富山ないものダイケンSHOW」が公開された。

NEWPEACEは、旧態依然とした社会システムや価値観にとらわれることなく、社会イシューを捉えたさまざまな事業を展開するプロデュース集団。NEWPEAECE thinktankは、地方自治体等の行政機関に伴走し、社会変革の起点をつくることを目指すパブリックセクター専門チーム。NEWPEACE代表の高木新平氏は富山県出身で、「富山県成長戦略会議」の委員を務めている。
同企画は、地方が抱える「何もない」という声に対して、「それって本当?」「見方を変えれば本当はあるんじゃない?」という切り口でアプローチをする、県民参加型エンターテインメントWeb番組。県民参加型の動画を制作することにより、県民が知らない、気付いていない、自信を持ってすすめることができるモノ・コトを掘り起こし、県民一人ひとりが県の魅力を発信できることを目指す。

富山県の新田八朗知事と地域情報メディア「富山の遊び場!」の金子奈央さんなどが出演し、2021年12月27日から2022年3月にかけて合計8本の動画を順次公開予定。
左:「富山の遊び場!」金子奈央さん、右:新田八朗 富山県知事
左:「富山の遊び場!」金子奈央さん、右:新田八朗 富山県知事
金子さんは、2011年に静岡から富山に移住。2013年に、富山総合情報メディア「富山の遊び場!」を立ち上げ、魅力的な富山のお出かけ情報やイベント情報をWebサイト、SNS、YouTubeなどを通して発信し続けている。総フォロワー数は約12万人にものぼる。

2021年12月27日に公開された第1弾では、「『富山には何もない』ってみんな言うけど本当なのか?」、金子さんが新田知事を直撃。緊張の初対面から、金子さんが知事を相手にお悩みトークを炸裂。知事も「富山に魅力がないなんてことはない!」とヒートアップし、富山県民に「富山にないもの」を大募集する展開に。
2月10日公開の動画では、県民から寄せられた「富山にないもの」ランキングを発表。「富山の遊び場!」のInstagramで、「富山ってなんもないと誰かが言っているのを聞いたことがある?」と質問したところ1979人の回答があり、そのうち全体の86%に当たる1698人が「聞いたことがある」と回答した。動画では、富山には何がないのか、「富山にないもの」をランキング形式で発表し、県内企業や団体への取材をもとに新たな視点から魅力を掘り起こす大検証を実施する。

気になるランキングを金子さんから知事に報告し、県民の意見をもとにスタジオトークを繰り広げた結果、「富山の遊び場!」メンバーが現場を突撃取材することになる。
突撃取材した現場の模様は、情報バラエティ番組風のVTRを交えた動画にて順次公開予定。香りや食などさまざな形でハーブの力を体感できる立山町の「ヘルジアン・ウッド」や、高岡市の老舗鋳物メーカー「能作」、まちなかの注目スポットを手がけるプロデュース集団「Evert」、砺波市のコミュニティー施設「せんだんのHILL」などを取材している。

このほか、3月中旬には、番外編動画の公開と地上波「富山テレビ放送」で総集編番組の放送が予定されている​。また、YouTube「富山の遊び場!チャンネル」にて、撮影の裏側を紹介する動画も公開。

富山県では、アフターコロナを見据えた戦略の一環として、今回の企画を通し「富山には何もないちゃ」からの脱却を図る。コロナ禍とデジタル社会の到来により、東京一極集中への是正が求められる中で、若年層が富山で暮らそう、一度県外に出ても帰ってこようと思う意識を醸成していく。