パナソニックのデザイン本部となる FUTURE LIFE FACTORY(以下、FLF)は、人と人が遠隔でつながりながら、その土地の新たな観光資源や地域の魅力をつくり出すプロジェクト「言山百景」を発表。同プロジェクトを疑似的に体験できるネット連動型のインスタレーションイベントを4月13日から17日まで、東京・日本橋にあるアートホテル BnA_WALLにて開催する。

また、Web上の特設サイトではインスタレーションへの参加が可能で、会場のストリーミング配信も行う。
リモート観光、リモート帰省、オンラインイベントなど、非日常な体験もデジタルでの代替が加速している。さらに、新型コロナウイルスの影響で物理的な長距離移動へのハードルが上がる一方、メタバースに代表されるような仮想的に遠く離れた場所を訪れることも可能となった。

そこでFLFは「物理的・心理的な距離を越えて人々が共創し、伝統・文化の継承は可能か」という問いを立て、ネットワークによって、そこに住む人だけでなく遠くから想いを寄せる人同士が繋がり、協力し合うことで新たな視点をもたらし、新しい観光資源や地域の魅力をつくり出すことを目指したという。

今後もFLFは日本各地の自治体・アートイベントと共創していくことで、人と地域の新たな関係性を築く未来を描いていく考えだ。