どんな大きな問題も、解決の第一歩は知ることにある。「Ladyknows」プロジェクトを掲げ再始動
arcaは4月10日より女性の健康や社会課題を明らかにし、その解決を目指す「Ladyknows」を自社事業の一環として再スタートした。arcaは、クリエイティブ・アクティビズムを掲げ、「社会性とパーパスを軸にしたコミュニケーション」と「世界観に拘るブランディング」の2つの軸で企業の課題解決を行い、さまざまなジャンルでクリエイティブディレクションを手掛けるエージェンシー。
ビジネスや政治の世界を例に挙げると、日本の上場企業の役員は男性が92.5%に対し、女性役員は7.5%と言われている。これは先進国の中でも特に低い数字で、男性主導の文化が残っていることを表している。また、別の例では、婚姻時の改姓も96%の女性が男性側の「姓」に「改名」をしている。「健康診断を受けられていない人」の割合では、最も多いのは「20代・30代の女性」であり、30代女性に関しては44%もの人が受診していない現状もみられる。
「Ladyknows」は、現代社会に山積している女性を取り巻く課題解決のため再始動し、さまざまな角度からアプローチを図るとしている。女性の周りにある問題は、社会全体の問題へと変化していることも事実であり、根底には、どんな大きな問題も、解決の第一歩は「知る」ことにあると説いている。自身の体と健康のことを知る、女性が直面する社会の不条理を知る、すべての人を取り巻く不均衡を知る、これらから目をそらすことなく小さな一歩こそが社会を変えると信じ、歩みを新たにしたという。
1. 女性にまつわるデータや当事者の声の可視化
公式ウェブサイトやSNSを通じて、女性にまつわる社会問題を発信していく。また、データや声をもとに、女性をめぐる社会問題を解決する後押しになるようなプロジェクトやイベントなどを企画・実施予定。
2. 常設ギャラリー「Ladyknows Gallery」
医療ウェルネスモール「Welpa(ウェルパ)」(心斎橋Parco内)に、Ladyknows初となる常設ギャラリーをオープン。ジェンダーにまつわるさまざまなテーマや切り口でアートを通じた課題提起をし、来場者と共に考えていくインタラクティブな展示を展開予定。
3. パートナー企業とのプロジェクト
パートナー企業とのプロジェクト Ladyknowsの思いに共感する企業と共に、コラボ企画や商品開発、ブランド開発などを行う。女性を取り巻くさまざまな不便や不利益、不均衡を解消することを目指すとしている。
そんな時代の過渡期である今、Ladyknowsを再始動させる運びとなりました。
これまで先⼈たちが紡いできたシスターフッドのバトンを少しでも良い形で次世代に託していけるよう、そして今を⽣きる私たちがステレオタイプに縛られることなくさまざまな選択肢を手にし、自分らしい人生を生きていけるよう、Ladyknowsを通してできる限りのアクションを起こしサポートしていきたい。
そんな思いで、当時24歳の私が起こした小さな火種を今改めて松明に灯し、少しでも暗闇を照らす灯りになれたらと、新生Ladyknowsはここから新しいスタートを切ります。
Ladyknowsは、一過性のトレンドやバズではなく、時代に寄り添い変化の後押しをするムーブメントであり、私たちの意志であり、多種多様な女性たち、そして社会に生きるすべての人を受け止める箱でありたい。
Ladyknowsの主体はあくまで、“私”であり、女性たちであり、そして社会を構成するひとりひとりにあると考えています。
まだまだ不均衡が日常に多く存在し、傷つく声やニュースが吹き荒れる中で、私たちはこの時代に何を考えどう⽣きていくべきなのか。次世代に、どんなバトンを受け渡していくべきなのか。これからLadyknowsを通じて、みなさんと⼀緒に考えていけたらと思っています。
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女性を知る。社会を知る。自分を知る。“Ladyknows”に込めた思い
arcaによると、日常に潜む小さな違和感から、日本中を騒然とさせた社会問題、そして、自身の身体のデリケートな悩みまで。社会には、ジェンダーや性別にまつわるさまざまな痛みや不均衡が存在している。ビジネスや政治の世界を例に挙げると、日本の上場企業の役員は男性が92.5%に対し、女性役員は7.5%と言われている。これは先進国の中でも特に低い数字で、男性主導の文化が残っていることを表している。また、別の例では、婚姻時の改姓も96%の女性が男性側の「姓」に「改名」をしている。「健康診断を受けられていない人」の割合では、最も多いのは「20代・30代の女性」であり、30代女性に関しては44%もの人が受診していない現状もみられる。
「Ladyknows」は、現代社会に山積している女性を取り巻く課題解決のため再始動し、さまざまな角度からアプローチを図るとしている。女性の周りにある問題は、社会全体の問題へと変化していることも事実であり、根底には、どんな大きな問題も、解決の第一歩は「知る」ことにあると説いている。自身の体と健康のことを知る、女性が直面する社会の不条理を知る、すべての人を取り巻く不均衡を知る、これらから目をそらすことなく小さな一歩こそが社会を変えると信じ、歩みを新たにしたという。
事業概要
Ladyknowsの事業の根幹は「女性が置かれている現状を可視化すること」。そのために、さまざまな軸でプロジェクトを展開していく予定としている。1. 女性にまつわるデータや当事者の声の可視化
公式ウェブサイトやSNSを通じて、女性にまつわる社会問題を発信していく。また、データや声をもとに、女性をめぐる社会問題を解決する後押しになるようなプロジェクトやイベントなどを企画・実施予定。
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参考:Ladyknows Fes2019
医療ウェルネスモール「Welpa(ウェルパ)」(心斎橋Parco内)に、Ladyknows初となる常設ギャラリーをオープン。ジェンダーにまつわるさまざまなテーマや切り口でアートを通じた課題提起をし、来場者と共に考えていくインタラクティブな展示を展開予定。
3. パートナー企業とのプロジェクト
パートナー企業とのプロジェクト Ladyknowsの思いに共感する企業と共に、コラボ企画や商品開発、ブランド開発などを行う。女性を取り巻くさまざまな不便や不利益、不均衡を解消することを目指すとしている。

参考:ツイッター社とのコラボ企画「うちの母のここがスゴイ」
株式会社arca CEO 辻愛沙子氏コメント
令和を迎えたこの時代は、若者と大人、女性と男性、家庭とキャリアといったさまざまなアイデンティティの違いや二項対立のような壁を、企業も個人も正しく認識し、内省や対話を重ねていく相互理解の時代に突入しているように感じています。個々の選択や意思を尊重し、“誰かの課題”ではなく“社会全体の課題”として共に連帯し向き合うことのできる社会へと私たちはいよいよ歩みを進めているのではないでしょうか。そんな時代の過渡期である今、Ladyknowsを再始動させる運びとなりました。
これまで先⼈たちが紡いできたシスターフッドのバトンを少しでも良い形で次世代に託していけるよう、そして今を⽣きる私たちがステレオタイプに縛られることなくさまざまな選択肢を手にし、自分らしい人生を生きていけるよう、Ladyknowsを通してできる限りのアクションを起こしサポートしていきたい。
そんな思いで、当時24歳の私が起こした小さな火種を今改めて松明に灯し、少しでも暗闇を照らす灯りになれたらと、新生Ladyknowsはここから新しいスタートを切ります。
Ladyknowsは、一過性のトレンドやバズではなく、時代に寄り添い変化の後押しをするムーブメントであり、私たちの意志であり、多種多様な女性たち、そして社会に生きるすべての人を受け止める箱でありたい。
Ladyknowsの主体はあくまで、“私”であり、女性たちであり、そして社会を構成するひとりひとりにあると考えています。
まだまだ不均衡が日常に多く存在し、傷つく声やニュースが吹き荒れる中で、私たちはこの時代に何を考えどう⽣きていくべきなのか。次世代に、どんなバトンを受け渡していくべきなのか。これからLadyknowsを通じて、みなさんと⼀緒に考えていけたらと思っています。