福岡を代表する異業種企業と福岡市からなる共同事業体「Fukuoka Smart City Community(以下、FSC)」に参画する会員企業8社は、2022年3月22日より福岡の次の防災アクションをオンライン市民投票で決める「防災選」を展開。今回、集計結果により防災候補から1位が決定し、FSCが半年以内にアクションを開始する防災の課題が「ペット防災」に決定した。
「防災選」オンライン市民投票の上位3位
「防災選」オンライン市民投票の上位3位
「防災選」は、FSCが次に取り組む防災課題を決める市民参加型のプロジェクトで、参加者はFSCが特設サイトに提起する9つの防災課題「防災候補」のなかから選んで投票。FSCが取り組む防災アクションを、より市民のニーズを反映したものにすると同時に、「防災候補」という形で課題を紹介することで、防災について考え、話し合い、自身や家族の防災アクションを始めるきっかけになることを狙いとしている。
「防災選」キービジュアルイメージ
「防災選」キービジュアルイメージ
総投票数約11000票のなかから1位に選ばれたのは「ペット防災」。FSCでは、もっとも多く票を集めたこの「防災候補」を注力課題とし、解決のためのアクションを2022年9月中に開始することを目指して取り組んでいく。

1位:ペットのための防災を考える「ペット防災」(1864票)
飼い主とペット、2つの命を守るために、ペットとの避難時の逃げ方や避難生活での過ごし方がもっと安心できるものになるよう考える。

2位:緊急時のコミュニケーションを考える「会話で防災」(1717票)
災害時、連絡手段が途絶えたときのために事前に家族や地域で約束を決めるなどコミュニケーションで備える。

3位:妊娠中・子ども連れの時の防災を考える「子ども防災」(1641票)
妊娠中の被災や子連れでの避難など、子どもを見守る人の災害時の負担を減らすために、いまからできる対策を考える。