音楽×リアルワールドメタバースサービス「SMACK」を運営するPlacyは、三菱地所と連携し、「感性データレイヤー」で人と場をつなげ、都市の長期的なブランド価値向上につながる界隈性・回遊性の創出するための実証実験を7月22日より開始した。
ニューノーマル時代に向けて、リアルならではの都市の魅力がいままで以上に問われる時代に突入した。そこで、「リアルならではの都市ブランド体験の設計・提供」「都市ブランドの長期的な向上に繋がる優良訪問者の把握・誘引」「訪問者に応じた都市の魅力伝達」などの課題があがっている。こうした課題の解決に向けて、街の回遊性向上効果の検証を目的に、音楽ARアプリ「SMACK」による実証実験が行われることとなった。

同アプリは、都市に散らばる音楽を拾い集めて世界を探索することができる。一定の条件を達成すると、その音楽の文脈に応じたファッションアイテムを獲得し、アバターにカスタマイズして自らの趣向するカルチャーを表現することが可能となる。

Placyは、SMACKから取得される音楽視聴データと位置情報データを組み合わせて、感情や性格、選好性の3つの側面から定義される「感性データレイヤー」を構築している。今回のSMACKの回遊クエストを活用した実証実験では、感性の側面からエリアの特徴を抽出することで、エリアブランディング・回遊性向上をはじめ、リアルならではの価値創出を目指す。

なお、今回の取り組みは、東京都「5G技術活用型開発等促進事業」採択アクセラレータープログラム第一期「GO BEYOND DIMENSIONS TOKYO」の取り組みの一環として行われている。街中実装パートナーの三菱地所とPlacyの連携のもと、大手町・丸の内・有楽町エリアの回遊性向上効果を検証する。
感性データレイヤー
感性データレイヤー
音楽 × リアルワールドメタバースサービス「SMACK」
音楽 × リアルワールドメタバースサービス「SMACK」
※1「GO BEYOND DIMENTIONS TOKYO」プログラム
実施期間: 2021年11月10日~2024年3月末(予定)
採択パートナー:ReGACY Innovation Groupは、東京都が推進する「5G技術活用型開発等促進事業」において、東京都と協働しスタートアップ企業等を支援する開発プロモーターとして採択されている。最長3ヵ年度にわたり5Gイノベーションを街中実装・事業化を推進するアクセラレータープログラム「GO BEYOND DIMENSIONS TOKYO」を実施している。