西日本旅客鉄道、JR西日本コミュニケーションズ、JR西日本イノベーションズ(以下JR西日本グループ)は、8月13日~28日にかけてメタバース上で行われる世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット2022 Summer」にて、大阪駅をメタバース上に再現した「バーチャル大阪駅」を展開する。

今回、関西初のメタバース駅となる「バーチャル大阪駅」の詳細が発表された。
バーチャル大阪駅では券売機にタッチすることでICOCAを取得し、改札を通って乗車ホームへ移動することができる。ホームには2023年うめきた(大阪)駅で採用される世界初の「フルスクリーンホームドア」を設置し、実際よりひと足早く、メタバース上で体験することが可能だ。また、人型重機ロボットと鉄道工事用車両を融合させた「多機能鉄道重機」も登場。「ハローキティ」とコラボした関空特急はるか(281系) には実際に乗車することができ、『空港エリア』を経て『パラリアルニューヨーク』のワールドへ移動できる。
さらに、実際の大阪駅にも存在する「アトリウム広場」をバーチャル大阪駅にも再現。バーチャル大阪駅の「アトリウム広場」では、JR西日本が展開する地域産品オンラインショップ『DISCOVER WEST mall』、ジェイアール西日本商事の鉄道グッズECショップ『トレインボックス』、JR西日本SC開発の運営する大阪駅直結の商業施設『ルクア大阪』、日本旅行がアバター接客を行う『日本旅行バーチャル大阪駅支店』などの4つのショップブースが展開される。ブース内で紹介されている一部の商品・サービスについては、各社の販売ページにリンクされており、実際に購入が可能だ。
大阪駅での待ち合わせスポットの定番「時空の広場」もバーチャル大阪駅に再現され、リアルとバーチャルどちらの広場にも、モニター付きのライブステージが設置される。

8月22日17時45分からは、実際の大阪駅「時空の広場」において、吉本興業所属の人気お笑い芸人「アキナ」、「見取り図」、「ZAZY」によるお笑いライブを実施。ネタ披露後にはリアルステージ上でヘッドマウントディスプレイを装着した各タレントが、バーチャル大阪駅の「時空の広場」にてアバターでの公開ファンミーティングを行う予定だ。

JR西日本グループは、今回の出展を機に、メタバース上での他社との連携や地域性を活かした街づくりなど、駅を起点としたバーチャル空間でさまざまな情報や人を繋ぐことにより、新しい価値創出の実現を検討していく考えだ。