愛知県名古屋市に本社を置くお菓子メーカーの春日井製菓は、人気商品「キシリクリスタル」のファンによるファンのための新商品を開発する“ファン味”開発プロジェクトを創業から90年史上初の試みとして設立すると発表した。また、新たに社長直結の部署「ファン味 開発部」を発足し、プロジェクト第1弾として、キシリクリスタルを愛するファンの中から3名の「最高ファン責任者(CFO)」を募集する。
2001年に世界初と言われるキシリトールの結晶化に成功し、冷涼感のあるキャンディとして誕生したキシリクリスタル。登場以来、常に新しい味やパッケージ開発などの試行錯誤を続けていたが、フレッシュなアイデアや意外な発想が生まれない状況が課題となっていた。

そこで、今までと違った形で新しいキシリクリスタルの歴史を作るために、キシリクリスタルの魅力をよく知っているファンの力を借り、ファンによるファンのためのファン味を開発するプロジェクトを始動することに。開発した「ファン味」は2023年度中に店頭でも販売される予定だ。

プロジェクト第1弾では、今回発足した「ファン味 開発部」を主導する“最高ファン責任者”(CFO)を3名募集する。CFO(チーフ・ファン・オフィサー)は新商品の「味」開発・「販売促進」・「パッケージ」デザインにともなう活動のリーダーをそれぞれ担当する。報酬金額は1名につき33万円が支給される予定だ。

CFOの募集は9月22日まで。活動期間は10月下旬から2023年3月上旬を予定している。