マクロミルは、アプリ利用実態を分析・提供するサービス「A-cube -Actual AppLog Analyze-(以下、A-cube)」において、アプリの利用状況をスピーディーかつ的確に把握できる新たな機能「A-cube Dashboard(以下、ダッシュボード)」を開発した。同社が保有する豊富な属性データを用いた分析結果をダッシュボード上でグラフ表示し、手元で直感的に仮説構築・検証を行うことが可能となった。

今回開発したダッシュボードでは、複数のアプリを指定し、分析したい項目を指標・属性・使用継続率・アプリ間の併用率などから選択し、自由に分析ができる。同社が保有する消費者パネルから得られる属性データと紐づけられるため、ユーザーの特徴を属性別に細分化して要因分解を行うことが可能となっている。

BI分析プラットフォームである「Tableau」をベースとしつつ、UI/UXの改良を行い、直感的に操作ができる利便性を兼ね備えている。手元でさまざまな角度からデータに基づいた企画の立案・効果検証ができるほか、アプリの利用状況を週次/月次単位で把握し、KPIトラッキングに役立てることができる。

また現在、アプリログや属性情報だけでなく意識データも加えることで、より精緻にマーケット動向やユーザーを可視化する機能の開発を進めている。今後は、消費者パネルへのアンケート調査で聴取した意識データをもとに、独自の分析軸を作成・追加する機能をダッシュボードへ搭載することも予定されている。

「A-cube Dashboard」画面イメージ(ユーザー構成比)
「A-cube Dashboard」画面イメージ(ユーザー構成比)
「A-cube Dashboard」画面イメージ(アプリの併利用状況における属性情報)
「A-cube Dashboard」画面イメージ(アプリの併利用状況における属性情報)