京都芸術大学を運営する瓜生山学園は、クロステック・マネジメントを無限責任組合員とする「京都芸術大学アートアンドビジネス1号投資事業有限責任組合」(以下、京都芸術大学  Art&Bizファンド)に出資を行った。この取り組みは、芸術大学では初めての投資ファンドの組成となる。
同ファンドでは投資事業の分野に制限は設けていないが、主に「アート、デザイン、教育分野のDX化」「Web3、メタバース分野」「食分野、音楽・エンターテインメントなどのコンテンツ分野」に寄与するスタートアップを対象としている。

労働市場におけるAIや機械の活用が進む時代を生きるこれからの学生にとって、「テクノロジーは脅威ではなく、チャンスの源」と捉え、新たな仕事をつくり出す「起業家的思考や行動」を身につけることが重要だ。一方で、これまでの「起業家的思考や行動」を身につける教育上の課題は、大学内部と外部の接点が少なく、必要なリソースを有効活用できていないという点にあった。そこで、教育プログラムと同ファンドの組成によって、同学、他大学、スタートアップ、アクセラレーター、投資家、企業、自治体などと連携した「芸術大学発スタートアップ・エコシステム」の構築を目指す。