大分県佐伯市は9月から、別府市からの観光客流入を目指す「別府から佐伯いこうキャンペーン」を開始した。豊富に収穫される海産物の魅力を全国に発信するため、プロモーション施策を複数展開している。

佐伯市は人口6万4600人(2022年推計)で大分県の南東に位置する。観光客が集中する別府への複雑な思いを告白した新聞広告や、地魚を使った寿司の魅力を伝えるコンテンツ「寿司ネタリウム」を公開した。

新聞広告では、「いっつも別府ばっかりなんだから。」というフレーズともに、佐伯市の寿司職人たちが並んだビジュアルを公開。別府への嫉妬心をチャーミングに訴えながら、佐伯市への観光増加を願う内容となっている。
8月26日に大分合同新聞に、同月27日に西日本新聞に掲載された新聞広告。
8月26日に大分合同新聞に、同月27日に西日本新聞に掲載された新聞広告。
9月22日からは、佐伯市で豊富に収穫される海産物をアピールするため、星を寿司に見立てた“寿司座流星群”などを鑑賞できる「寿司ネタリウム」を公開。
プラネタリウムでは、大分県内一の漁獲量を誇る佐伯市をPR。ガリのオーロラなどを鑑賞でき、佐伯市の海産物を味わいたくなる作りとなっている。
プラネタリウムでは、大分県内一の漁獲量を誇る佐伯市をPR。ガリのオーロラなどを鑑賞でき、佐伯市の海産物を味わいたくなる作りとなっている。
同コンテンツは、別府市内の対象宿泊施設と大分空港で11月30日まで鑑賞することができる。告知では、同市の公式YouTubeチャンネルにティザームービーを公開し、「構想1時間」「開発2日間」「総制作費3万円」と、“正直すぎる開発秘話”を明らかにした。
3つのティザーを公開し、寿司ネタリウムをPRした佐伯市。
3つのティザーを公開し、寿司ネタリウムをPRした佐伯市。

スタッフリスト

企画制作:九州博報堂+BIGSTONE
クリエイティブディレクター/コピーライター:岡本和久
コピーライター:小川温輝
アートディレクター:音丸雄
デザイナー:松元博孝
プロデューサー:大石政治
プロダクションマネージャー:籠田剛人
撮影:知識たかし
編集:渡辺洋平
ミキサー:岩下拓磨
アカウントエグゼクティブ:原崇紀、東田晋伍