LINE Fukuokaは、熊本県のバス事業者5社で組織する共同経営推進室との協働により、「くまモンのICカード」とLINEのアカウントの連携によるデータ活用の実証実験を、11月5日より実施すると発表した。なお、共同経営推進室に参画しているのは、九州産交バス、産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バスの5社。
この実証実験は、25万枚が発行されている交通系ICカード「くまモンのICカード」とLINEのアカウントの連携によって、バスの乗降のような交通ビッグデータと一人ひとりの利用者を紐づけるもの。11月5日開催の「熊本県内バス・電車 子ども無料(大人100円)の日」のイベント前後のバス・電車の利用状況に変化があったかを測定することで、イベントがバス・電車利用者の定着に結びついているか正確な効果測定を可能にする。
また、「くまモンのICカード」IDが保有する移動データと、熊本電車バスLINE公式アカウントを友だち追加する際に利用者がLINEのアカウント上で入力する性別や居住都道府県などの属性情報から、そのアカウントの興味・関心、行動エリアなどを分析し、LINE公式アカウントでその人に適したお出かけ情報などを配信。情報配信後の乗車の有無についても分析し、配信のターゲットや配信内容を最適化するマーケティングDXを推進する。2022年内にも最初の施策を実施する予定だ。