2022年インフルエンサーパワーランキング発表! ショート動画やアニメ主題歌のMVが高再生【BitStar調べ】
BitStarは、12月7日、同社独自の分析ツール「IPR(インフルエンサーパワーランキング)」のデータに基づき、2022年に活躍した動画クリエイターや動画チャンネルのランキングを発表した。
今回発表されたランキングは、「チャンネル総再生数」「(ショート動画を除く)動画再生数」「新規開設チャンネル」「タイアップ動画」「ショート動画」の5つだ。各ランキング結果は以下の通り。
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1位を獲得したのは「ISSEI/いっせい」で、2022年に1億回再生超えした動画は9本となった。年間の投稿本数はショート動画勢のなかではそこまで多い方ではなく1000本強。このことから、1本あたりのパフォーマンスの高さがうかがえる。 次いで、「Sagawa/さがわ」がランクイン。3位は「マツダ家の日常」となった。
同社のインフルエンサー・アナリストである大山純平は、この結果について、「総再生数では年間10億回が1つの目安となるかもしれない」と言及した。また、音楽にのせて軽快にキャラクターに変身する動画や、シチュエーションコントのような動画はグローバルでバズる法則に乗っているが、動画タイトルは日本語が中心で、コメント欄もほかのショート動画クリエイターよりも日本語率が高いのが特徴と述べる。
軽快にキャラクターに変身する動画や、シチュエーションコントのような動画はグローバルでバズる法則に乗っており、動画タイトルは日本語が中心で、コメント欄も他ショート動画クリエイターよりも日本語率が高いのが特徴となっている。今後は、ショート動画もだんだんと国内需要にチューニングしていく方向性も出てくるのではと分析した。
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2022年上半期ランキングで2位、7~9月ランキングで1位となったSHEINがそのままの勢いをキープし、年間で1位にランクインする結果となった。引き続きライフスタイル系・エンタメ系・美容系・カップル系など幅広いジャンルのクリエイターを起用し、約550本のタイアップ動画を投稿。再生数だけを見ても、1000回程度~300万回の幅広いクリエイターを網羅し、傾向値を観察していることがうかがえる。
次いで、2位には食事宅配サービスのnoshがランクイン。クリエイターとの継続的なタッグやVTuberとのタイアップでは抽選でクリエイターの描き下ろしイラストをプレゼントするなど、キャンペーンと絡めることでエンゲージメントを上げる仕掛けが多く見られた。
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年間でショート動画ランキングを観察すると、「ISSEI/いっせい」が上位を独占。1位の動画は3.6億回を超え、いいね数も1300万超え、コメント欄でも通例より日本語の応援コメントが多く見られた。また、TOP10外ではあるが、企業系チャンネルで1億回達成しているのが大京警備保障の「社長にいっっぱい国旗冷えピタ投げちゃった」のショート動画がある。国旗に準えてなのか、コメント欄は各国のコメントで溢れている状態だ。IPRで分析すると、このショート動画をきっかけにチャンネル登録者数は月15万人ペースで増えており、まもなく100万人に届く勢いとなっている。2022年企業ショート動画部門では、特に話題となったトピックスだ。