4月5日、毎日新聞社が主催・審査を行う「第86回毎日広告デザイン賞」の受賞作品が発表された。本デザイン賞では、実際日新聞に掲載された広告を作品として審査する「広告主参加作品の部」と「広告主課題の部」で募集が行われている。

第86回の「広告主参加作品の部」最高賞は、西野亮廣氏の最新ビジネス書『新世界』(KADOKAWA)発売に際した新聞広告が受賞となった。
本広告は2018年11月16日、毎日新聞朝刊に掲載されたもので、西野亮廣氏自身が媒体枠を購入し、コンセプト・デザインディレクションも行っている。これまでも著書出版に際して”自腹”広告を行ってきた西野氏だが、今回はコンセプト・ターゲットを一新している。ターゲットを「新聞の購読者の皆様」とし、「広告を読み物にすること」をコンセプトとして広告紙面に反映している。

そのほか主な受賞作品は以下の通り。

■優秀賞
味の素「食の統一模試2018/頭を使うと、お腹も空くね。」

岩波書店「広辞苑第七版/ことばは、自由だ。」

パナソニック「企業広告/おかげさまで、パナソニックは創業100周年を迎えました。」

■毎日新聞社特別賞
野村證券「企業広告/目指すのは、“今”以上の“未来”。」

■部門賞
<食品>
日本たばこ産業
「法律理解に向けた新聞広告/たばこを吸わないあなたへ。たばこを吸うあなたへ。」
<薬品・家庭用品>
象印マホービン「100周年記念企業広告/象の目 象印百年物語」
<出版・映画・興行・放送>
宝島社「2018年 年頭企業広告/世界は、日本を待っている。」
<自動車・産業>
クボタ「企業広告/壁がある。だから、行く。」
<情報通信・精密・電機・事務機>
パナソニック「充電式耳あな型補聴器 G3 シリーズ/にっぽんきこう」
<旅行・運輸・流通・サービス>
台湾観光局「Meet Colors! Taiwan/色と行く旅、台湾。」
<住宅・不動産・金融保険>
旭化成ホームズ「へーベルハウス/比類なき壁」
<官公庁・団体・教育>
近畿大学「入試広報/謹んで新年のお詫びを申し上げます。」